アメリカのゲーム会社で働く

アメリカのゲーム会社で働く

実は自分は現在アメリカのゲーム会社で働いています。
日本の大学をでて、アメリカの大学院へ留学し、気づいたら・・・ という感じでした。
自分でもあまり想像していなかった展開です。

日本のゲーム業界にも興味はあったのですが、労働環境の悪さについての話を聞いているとどうにも、その方面に行く気はなくなり、
就職するなら海外、と考えるようになりました。(ゲーム業界に限らず、日本の会社には合わないと思いますし。)

ニューヨークの僻地にあるVicarious Visionsというギターヒーローなんかの開発で有名なところです。(Activisionの子会社)
で、現在DSゲームのプログラマーをやっているのですが、いいところもあり、悪いところもあります。
いまやっていることが満足かというと、まったくそんなことはないです。しかし、こちらでは外国人ということもあり、そこまで思うように物事が進むわけではないのです。
(何しろいまはアメリカ人ですら職に困る大不況ですから・・・)

現在働いているスタジオについて

良い点:
  1. 給料:給料はやはり良いです。アメリカのゲームプログラマーは初年収が500−700万円程度となります。
  2. 労働時間:ゲーム業界なので残業はあたりまえなのですが、とりあえず残業代がでますし、無意味な残業を強いられることは少ないです。普段は家に帰って夕食を作るような生活をしています。
  3. 分業体制:日本がどうなのかは知りませんが、プログラマーの自分としては降ってくるタスクを単純にこなすという機械的な作業ですみます。
悪い点:
  1. 情熱がもてない:うちの会社はゲームらしいゲームをつくりません。お金を作るのはとても上手なのですが。自分がやりたいとあまり思わないゲームですから・・・。燃えない。
  2. 他の社員も情熱が無い:自分だけかと思いきや、みんなそう思っているようです。食うためにはたらいているだけ。
  3. 立地が最悪:とんでもない田舎です。若い人生を無駄にしている気がします。やはりゲーム業界ならカリフォルニア一択ですね。まぁ、やることないのでお金は貯まるのですが・・。

アメリカの良い点はなんといっても、転職が容易なことです。実力さえあれば、やりたい放題です。1年ごとに職を転々する人も珍しくは無いようです。
ただ、逆に言えば学習を怠れないということでもあります。英語+実力さえあれば、アメリカ就職はだれでもチャレンジできるものだと思います。興味あったらどうぞ。